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和傘で気分転換
各地で梅雨入りしています。
雨の日に欠かせないのが傘ですが、本日は「和傘」を紹介します。
和傘は、こうぞやみつまたといった植物で作った和紙を竹に貼り、その和紙に植物油を染みこませ、この油が水をはじくことで、雨具の役割を果たしています。
洋傘とは素材や構造以外にも、使っていない時の持ち方や濡れた後の立てかけ方が異なります。
閉じている時は常に頭の部分が上になるので、持つ時は頭の取っ手を使い、頭を上にして壁に立てかけます。
また、「からかさ(唐傘)」とも呼ばれますが、閉じることができなかった傘を自由に開閉できるようにしたことが、「まるでカラクリのような傘だ」と驚かれたからだともいわれています。
日常生活で見かけることは少なくなりましたが、岐阜や京都、石川などで主に作られています。
職人の方が、100を超える工程を手作業で仕上げているとのことです。
農作物には欠かせない雨ですが、続くと憂鬱になりがちなこの季節。いつもとは違う和の傘で気分転換はいかがですか?
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